店長のご近所訪問

私たち両国の民にとっては長い長い4年間でした。

待ちに待った江戸東京博物館(江戸博)がようやく2026年3月31日にリニューアルオープンしました。
私たちのお店MERIは墨田区両国の北斎通り、江戸博とすみだ北斎美術館の中間にあります。そのどちらかがないと、どうも感覚的にバランスが悪いし何よりも寂しく思っていました。中に入らなくても売店で墨田区の名品である言問団子や長命寺の桜もちを求めていましたので、おやつが買えないつまらなさもあったのです。

さっそく新しくなった江戸博を探検してきました。 両国駅東口を出て右手に行くと、江戸東京博物館のサインが見えてきます。そこを右に進むと、赤い鳥居のようなゲートが現れ、そこから江戸への旅が始まります。
ゲートの両脇を見てみてください 東京の街並みが少しずつ江戸に近づいていきます。
ゲートをくぐると、エントランス。チケットカウンターがあり、その左手にはミュージアムショップが見えます。
ここでは墨田区、東京都の銘品が数多く並んでいて、手ぬぐいや風呂敷、和文化の本や画集、和菓子などを買う事が出来ます。この日は言問団子や志”満ん草餅が並んでいました。
もう楽しくてずっと見ていられます。


奥に進むと企画展の入口がありますが、今日はスルーしてさらに奥にあるカフェに行ってみます。
左手にはしっかりごはんを食べることが出来る「和ダイニング こよみ」右に「ippuku cafe」があります。 私たちは「ippuku cafe」へ。
最初に席を確保してカウンターでオーダー。私たちは明太チーズもんじゃドッグと小海老天むずび、抹茶ラテを注文しました。
私としては飲み物は甘くないものが良かったのですが、MERIにいらっしゃる外国からのお客様に抹茶ラテがすごく人気なので、試しに頂いてみることにしました。
明太チーズもんじゃドッグはその名の通り、もんじゃをパンにはさんだもの。日本に暮らす私たちからすると、少し奇妙な食べ物です。
やや不安になりつつ頂きましたが、パンがふわふわでもんじゃの柔らかさと食感があっていて美味しい。
小海老天むすびは間違いないやつです。感動したのは、地元では有名な「すみだ珈琲」さん監修の抹茶ラテ。黒糖入りはコクがプラスされて甘味が抹茶を引き立てています。季節限定の桜の抹茶ラテは桜の香りと塩味がより旨味を引き出しているようでした。
そして私たちは榮太樓あんバターの抹茶ドーナツも頼んでみました。榮太樓さんは江戸から続く老舗中の老舗ですよね。江戸博のミュージアムショップでも飴を買う事が出来ます。
ドーナツの上に抹茶チョコレート、そしてあんバター。美味しくないわけがない。シェアすると言ったら切ってくださいましたのでとても食べやすかったです。 北斎の浪裏が飾られているところがにくいですね。


今回は常設展も企画展も見ずに食だけ楽しんできました。
次回は中に入ってみようと思います。江戸博の日本橋や中村屋がどうなったか気になりますし。

江戸東京博物館からMERIは歩いて3分。江戸博で楽しんだらぜひMERIにお立ち寄りください。その先には、すみだ北斎美術館もあります。

Access
江戸東京博物館 JR両国駅、都営大江戸線両国駅 すぐ
MERI 江戸博から錦糸町に向かって徒歩3分
すみだ北斎美術館 江戸博から錦糸町に向かって5分 ※2026年5月25日~6月1日 メンテナンスの為休業

誇り高き職人たち

私たちは2011年にMERIを作り始めました。

その少し前から弊社の代表が、試行錯誤しつつ東北の草履職人に相談しながら紐の開発を進め、そして2011年にやっと満足のいく紐が出来上がりました。

すぐに最初の私たちオリジナルの布ぞうり(布というよりはニットぞうりなのですが)を作ってみたのですが、その頃はまだ私たちの職人はいません。
すべてを東北の方にお願いする形でのスタートとなりました。
そのうち販売の方が好調となり、そうなると足数が足りません。東北チームも忙しく、そう私たちのぞうりばかりを作って頂くわけにもいきません。

少したってから、作り方を教えるから自分たちでチームを作るように、と師匠にアドバイスを頂き、1年東北に通って技術を習得し私たちのチームを作りました。
小さな小さな3人のチーム。私の他には知人のお母さん、もう一人は親戚です。
ここから本当の私たちのチームがスタートしました。今年で15年になります。

最初にお声かけしたお二人は現在80才を超え、今でも編んでいらっしゃいます。

ここで、私たちの誇りである職人を紹介したいと思います。
まずは三田先生。


三田先生は始めたころは、月に100足を超えるペースで編んで頂き、ピークは140足位を記録したと思います。
今までに世の中に彼女が送り出した草履は1万足をくだらないでしょう。百貨店での実演販売やワークショップの講師も数多く担当して頂きました。伊勢丹さんや三越さん、東武さん、西武さん、そごうさん、高島屋さん 小田急さん。
都心のほとんどの百貨店さんで編んで頂いたと思います。そして、パンデミックが始まる前までは羽田空港第三ターミナルの伊東屋さんでも長く実演されていました。
最近は職人を目指す方の指導をMERIの店舗でされているので、その方たちへの言葉を聞くことがあります。

いつもおっしゃるのは、
「私には草履職人としてのプライドがあるの。これ以上の物は編めないという心持ちで編んでいる。まだまだ自分では気に入らない時があるけれど、絶対にいいものだという自信がある」

私たちから見ると非の打ち所のない編み目であるのに、まだまだとおっしゃいます。
妥協をゆるさず、編みあがった草履に手をいれ、編み目をさらに整えていらっしゃいます。
それは畳の目のようです。
そして、最近目の手術をされ、編んでいるときの草履までの距離を目安にピントが合うように調整されたとのこと。
「これでまだまだ職人として続けられます」
とおっしゃいます。
MERIはすべてハンドメイド、紐づくりに始まって、土台編みや鼻緒作り、鼻緒すげまで担当が違います。 中でも一番の肝であるのが土台編みです。
紐はメリヤス編みで編んでいますので、細かい編み目の集まりです。紐だけをきれいにそろえるのではなく、その編み目が揃うように編む必要があり、その上草履編みは型紙がありません。芯があるのみです。その芯に職人の手の感覚で紐を編み付けていきます。
すべては手の加減、塩梅なのです。
3Dプリンターのように、何もないところに草履が出来上がっていきます。

MERIの店内には職人の手の画像が展示してあります。
これが私たちの誇りです。
ぜひ、MERIの唯一無二の履き心地を生み出す手を見に来てください。
そして試着してその履き心地を体感してください。

5月は三田先生のワークショップがあります。めったにないこの機会、ぜひご参加いただければと思います。

お問合せはインスタグラムのDMからお願いします。

https://www.instagram.com/nunozori.workshop/

もうすぐMERIが生まれ変わります

2026年2月15日にMERIKOTIが閉店しました。

みんなで片付けて、2月28日に完全に終了致しました。
いままで来てくださった方ありがとうございました。
本当に多くの国から来て頂き感謝の気持ちでいっぱいです。

そして、いよいよ来週新しい店舗がMERIというブランド名で新たにオープンします。
新しい店舗MERIは、旧店舗から3軒両国寄りにあり、駅にちょっとだけ近くなります。
改装工事もほぼ終わり、MERIを始めとした商品を運びこみ店内は完成に近い状態です。
ワークショップはすでに店内で再開しています。

レジ回りなど新しくなったので、オペレーションの確認のため現在試験的にお店をあけていますが、正式オープンは3月26日(木)10時を予定しています。

そして江戸東京博物館も3月31日(火)にリニューアルオープン。
桜も満開の頃、両国の街が華やかになりそうです。
MERIは江戸東京博物館とすみだ北斎美術館のちょうど中間の位置にあり、江戸の文化と墨田の地場産業でもあるニットが融合するMERI。
ちょっと粋になったMERIにぜひお立ち寄りください。

店長のカフェ日記

マイチャイ

MERIに来て頂くお客様に、近くにカフェはありますか?とよく聞かれます。

ずっと私たちはカフェ難民状態だったのですが、最近裏道に入ると素敵なカフェが増えてきました。それでも蔵前や清澄白河など近くのおしゃれな街に比べると少なくて、お客様が帰りにちょっとカフェに寄りたいなと思われたときに、すぐにご紹介できなかったりしています。

そこで、これから時々お越しの方にぜひお伝えしたい “近所のカフェ” をご紹介していこうと思います。

記念すべき第1回目は、MERIからすぐ近くの場所にあり、いつもいい香りを通りに振りまいてくださっている「自家製チャイ専門店 myChai」さん。



都営大江戸線の改札を出て、エレベーターを上がると目の前に北斎通りが錦糸町に向かって伸びています。そこからまっすぐ来て頂くと左手にMERIがあるのですが、その手前、信号を渡ってすぐの右側に、かわいらしいチャイ専門店 「My Chai」さんがあります。

かわいらしい店内で、スタッフの方もとてもフレンドリー。
散策の合間にふらっと入りやすい、居心地の良い空間です。

私はよく、スパイスの効いた本格チャイと
クロワッサンワッフルをいただきます。

カップにたっぷり入ったチャイは、しっかりスパイスが香って体が温まり、
甘すぎることがなくとっても美味しい。


クロワッサンワッフルが時間がかかるので、あとから出して頂くんですが、
こちらはいい感じに甘くて外カリッ、中はしっとり。チャイとよく合います。
疲れてるときは本当にほっとしますし、しばらく時間を忘れてぼーっとしてしまいます。

散歩の途中にも、MERIの帰りにもぴったりの組み合わせです。

MERIにお越しの際は、帰り道に
ぜひチャイとクロワッサンワッフルを試してみてください。

自家製チャイ専門店 myChai
東京都墨田区亀沢1丁目7-8 上野ビル 1F
11時~18時
月曜定休