
私たちは2011年にMERIを作り始めました。
その少し前から弊社の代表が、試行錯誤しつつ東北の草履職人に相談しながら紐の開発を進め、そして2011年にやっと満足のいく紐が出来上がりました。
すぐに最初の私たちオリジナルの布ぞうり(布というよりはニットぞうりなのですが)を作ってみたのですが、その頃はまだ私たちの職人はいません。
すべてを東北の方にお願いする形でのスタートとなりました。
そのうち販売の方が好調となり、そうなると足数が足りません。東北チームも忙しく、そう私たちのぞうりばかりを作って頂くわけにもいきません。
少したってから、作り方を教えるから自分たちでチームを作るように、と師匠にアドバイスを頂き、1年東北に通って技術を習得し私たちのチームを作りました。
小さな小さな3人のチーム。私の他には知人のお母さん、もう一人は親戚です。
ここから本当の私たちのチームがスタートしました。今年で15年になります。
最初にお声かけしたお二人は現在80才を超え、今でも編んでいらっしゃいます。
ここで、私たちの誇りである職人を紹介したいと思います。
まずは三田先生。

三田先生は始めたころは、月に100足を超えるペースで編んで頂き、ピークは140足位を記録したと思います。
今までに世の中に彼女が送り出した草履は1万足をくだらないでしょう。百貨店での実演販売やワークショップの講師も数多く担当して頂きました。伊勢丹さんや三越さん、東武さん、西武さん、そごうさん、高島屋さん 小田急さん。
都心のほとんどの百貨店さんで編んで頂いたと思います。そして、パンデミックが始まる前までは羽田空港第三ターミナルの伊東屋さんでも長く実演されていました。
最近は職人を目指す方の指導をMERIの店舗でされているので、その方たちへの言葉を聞くことがあります。
いつもおっしゃるのは、
「私には草履職人としてのプライドがあるの。これ以上の物は編めないという心持ちで編んでいる。まだまだ自分では気に入らない時があるけれど、絶対にいいものだという自信がある」
私たちから見ると非の打ち所のない編み目であるのに、まだまだとおっしゃいます。
妥協をゆるさず、編みあがった草履に手をいれ、編み目をさらに整えていらっしゃいます。
それは畳の目のようです。
そして、最近目の手術をされ、編んでいるときの草履までの距離を目安にピントが合うように調整されたとのこと。
「これでまだまだ職人として続けられます」
とおっしゃいます。
MERIはすべてハンドメイド、紐づくりに始まって、土台編みや鼻緒作り、鼻緒すげまで担当が違います。 中でも一番の肝であるのが土台編みです。
紐はメリヤス編みで編んでいますので、細かい編み目の集まりです。紐だけをきれいにそろえるのではなく、その編み目が揃うように編む必要があり、その上草履編みは型紙がありません。芯があるのみです。その芯に職人の手の感覚で紐を編み付けていきます。
すべては手の加減、塩梅なのです。
3Dプリンターのように、何もないところに草履が出来上がっていきます。
MERIの店内には職人の手の画像が展示してあります。
これが私たちの誇りです。
ぜひ、MERIの唯一無二の履き心地を生み出す手を見に来てください。
そして試着してその履き心地を体感してください。
5月は三田先生のワークショップがあります。めったにないこの機会、ぜひご参加いただければと思います。
お問合せはインスタグラムのDMからお願いします。
https://www.instagram.com/nunozori.workshop/

